助動詞/英文読解の練習問題
以下の英文を日本語になおしてください。
■■問題43
She must have told you ten times.
アドバイス
「彼は今、家にいるに違いない」
「彼は昨日、家にいたに違いない」
この2つの文の違いは「時間」ですよね。
現在のことなら「He must be at home.」と言えます。
では、過去のことを推測したいときはどうすればいいでしょうか?
「He must was...」とは言えません(助動詞の後ろは原形だから)。
「He must be...」だと今の話になってしまいます。
そこで登場するのが、魔法のアイテム「have + 過去分詞」です。
このページでは、過去のことを推測したり後悔したりする時に使う、助動詞の応用テクニックを解説します。
英文法の解説
今回のポイントは以下の2つです。
1.【構文】must have + 過去分詞
2.【表現】回数の言い方
それぞれ詳しく見ていきましょう。
1.【構文】must have + 過去分詞
助動詞(must, may, cannotなど)の後ろに「have + 過去分詞(完了形)」をつけると、「過去のこと」についての推測を表せます。
なぜ「have」を使うのか?
助動詞の後ろは絶対に「動詞の原形」でなければならないからです。
過去形(playedなど)は置けません。
そこで、過去の意味も表せる「have played」の形を借用するのです。
主なパターンを覚えておきましょう。
・must have 〜(〜したに違いない)
・may have 〜(〜したかもしれない)
・cannot have 〜(〜したはずがない)
・should have 〜(〜すべきだったのに ※後悔)
今回は「must」なので、「〜したに違いない(過去の確信)」となります。
2.【表現】回数の言い方
回数を言うときは「times」を使います。
once(1回)
twice(2回)
three times(3回)
four times(4回)
...
ten times(10回)
1回と2回だけは特別な言い方(once, twice)があるので注意しましょう。
英文の解説
それでは、実際に問題を解いていきましょう。
She must have told you ten times.
ステップ1:動詞の部分を分析する
must [助動詞] have told [完了形]
「must」は「〜に違いない」。
「have told」は「言った(完了・過去)」。
合わせると、
「言ったに違いない」
となります。
もし「She must tell you」なら「彼女はあなたに言わなければならない(現在・未来)」か「彼女はあなたに言うに違いない(現在の推測)」になりますが、今回は「have told」なので「過去のこと」だと分かります。
ステップ2:残りの部分を訳す
She [S] ... told [V] you [O] ten times [M].
「She」=彼女は
「you」=あなたに
「ten times」=10回
ステップ3:全体をまとめる
「彼女は」「あなたに」「10回」「言ったに違いない」
自然な日本語に整えます。
完成訳:「彼女はあなたに10回言ったに違いない。」
(=彼女は10回もあなたに言ったはずよ)
いかがでしたか?
「must have」を見たら、「昔のこと(過去)を推測しているんだな」とピンとくるようにしましょう。
日本語訳
彼女はあなたに10回言ったに違いない。
(=彼女はあなたに10回は言ったはずだ。)
練習問題
理解度を確認するための練習問題です。
(1)「must have + 過去分詞」の意味は?
A. 〜しなければならなかった
B. 〜したに違いない
C. 〜するに違いない
D. 〜したはずがない
答え:B
解説:過去の行為に対する強い確信(推測)を表します。
(2)「cannot have + 過去分詞」の意味は?
A. 〜できなかった
B. 〜したはずがない
C. 〜しないでよかった
D. 〜してはいけない
答え:B
解説:must haveの反対の意味(否定の強い推測)になります。
(3)「should have + 過去分詞」の意味は?
A. 〜したに違いない
B. 〜すべきだった(のにしなかった)
C. 〜すべきだ
D. 〜したかもしれない
答え:B
解説:過去の事柄に対する後悔や非難を表します。
(4)「may have + 過去分詞」の意味は?
A. 〜したかもしれない
B. 〜してもよい
C. 〜してはいけない
D. 〜するかもしれない
答え:A
解説:過去の事柄に対する弱い推測を表します。
(5)「one time」ではなく、普通はどう言う?
A. onetime
B. once
C. first
D. single
答え:B
解説:1回=once(ワンス)。
(6)「tell」の活用は?
A. tell - telled - telled
B. tell - told - told
C. tell - tale - tole
D. tell - told - telled
答え:B
解説:不規則動詞です。
(7)「He must be sick.」の意味は?
A. 彼は病気だったに違いない。
B. 彼は病気に違いない。
C. 彼は病気になるだろう。
D. 彼は病気であるべきだ。
答え:B
解説:haveがないので、現在の推測です。
(8)「He must have been sick.」の意味は?
A. 彼は病気だったに違いない。
B. 彼は病気に違いない。
C. 彼は病気になるだろう。
D. 彼は病気であるべきだ。
答え:A
解説:have been(have+過去分詞)があるので、過去の推測です。
(9)「She must study hard.」の意味は?
A. 彼女は一生懸命勉強したに違いない。
B. 彼女は一生懸命勉強しなければならない。
C. 彼女は一生懸命勉強した。
D. 彼女は一生懸命勉強する予定だ。
答え:B
解説:文脈にもよりますが、原形の場合は義務(〜しなければならない)の意味になることが多いです。
(10)「many times」の意味は?
A. 少しの間
B. 何回も(何度も)
C. たまに
D. 一度も〜ない
答え:B
解説:many(たくさんの)+times(回数)。